ずっと持っていたい一冊



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 暮らしまわりの本


青柳啓子さんの
ナチュラルな暮らしを楽しむヒント

                  青柳 啓子

 オリジナリティ、という言葉がこれほどぴったりくる人もいないのではないでしょうか。テレビなどで拝見すると可愛らしい印象の青柳啓子さんですが、発想やもの作りへの取り組み方が男らしいというか、潔いというか。マンションの壁にいきなり珪藻土を自分で塗ってしまう大胆さ。緻密な作業を長時間続ける根気強さ。すべて、自分自身の物差しでまっすぐな気持ちのままにやってるだけ、という感じがして、その心意気が気持ちいいです。


お風呂で自然エステ.
                  小幡 有樹子
 特にお風呂好きということもないのですが、この本に出会って、お風呂の楽しみが増えました。身近にある食材などを上手に使って自分に合った入浴剤を配合したり、パックしたり。使いかけのヨーグルトやレモンなど、冷蔵庫の中を見たら何かしら使えそうなものが入っているので、気軽にいろいろと試しています。


ナチュラルクラフト
                   根本 きこ

 いわゆる手作りの本と違って、まず道具を揃えなきゃいけないということもなく、ずいぶん手軽に出来てしかも個性たっぷりのかわいい小物が紹介されています。自分で作る楽しさは、型にはまらない自由な発想からはじまることを教えてくれる一冊です。


収(しま)ったり、出したり
                  堀井 和子

 堀井さんの文体も写真もとても好きで、著作が出るとつい買ってしまうのですが、これは待望の一冊。いつも気持ち良く片付いているという堀井さんの部屋や引き出しの中など、その暮らしぶりをかなり細部まで見せてくれています。自分の感覚を大切にしながら、いい意味での頑固さで収納にもルールをもって挑む著者の姿が、なんとも爽やかなのです。


手作り雑貨ができました。―売ってみることのススメ               HANIKAMI
 手作りが好きで趣味でいろいろ作っている人は多いと思うけど、その「手作り」を趣味で終わらせずに仕事として選んだ人たちのさまざまな体験談などが掲載されています。特にウエブショップを開いている作家さんの話しは、うんうんとうなづいたりしながら、真剣に読んでしまいました。雑貨好きのための一冊です。


Updated Edition
ロッタちゃんのハンドメイドのある暮らし
            ロッタ・ヤンスドッター
 「zakka catalog」でご存知の方も多いでしょう。テキスタイルデザイナーのロッタ・ヤンスドッターの魅力炸裂の一冊。仕事からプライベートまで、ロッタの周りには、手をかけられたもの、古いもの、可愛いものがあふれていて、ぱらぱらとページをめくるだけで楽しい刺激をくれます。


私とパトが建てた居心地のいい家
                 めぐろ みよ
 3年前に家を建てたときに、ずいぶん参考にさせてもらった一冊。イラストレーターの著者が、自分にとっての居心地の良さを求めて決して妥協せずに家作りを進めていく様子が描かれています。蛇口や照明、ドアノブなどのパーツひとつひとつにこだわりをもち、大工さんにもきちんと自分の意思を伝える姿は、施主として痛快でさえあります。イラストも満載で、最後のところには住みはじめてからの感想も書かれています。