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  床や柱 

            
我が家の床は全て無垢の杉材です。
柔らかいのでキズがつきやすいよ、と言われたのですが、それでも杉の質感が好きで、決めました。柱や階段の手すりなど、木は全て杉を使ってもらっています。
そして、何も手を加えられていない杉材に、自分たちで自然塗料を塗りました。

 
 今ではキズだらけですが、味わいのある杉の床が大好きです。

床には色をつけたくなかったので、福岡市にあるエコ・オーガニックハウスで購入した「ブレーマー」という透明の木材用オイルを2度塗りしました。これは、本当の自然素材だけで出来たオイルで、柑橘系のいい匂いがします。これを2日間に渡り、私ひとりで全ての床に塗りました。布に含ませて塗るだけなので、雑巾がけ感覚でやれましたし、何よりいい匂いがするので、やってて楽しかったです。壁の項で書きましたが、珪藻土塗りという難関を突破した後の私にとって、このオイル塗りはお茶の子さいさい、という感じでやれたのです。

さて、住みはじめてすぐに最初のキズがついたとき、「こらあ〜っ キズつけてんじゃねえよ!!」とヤンクミばりに叫びそうになりましたが、キズも5個目くらいからはもうどうでもよくなり、今では、キズついてこそ味わいが出るってもんよ、と達観するに至っております。
無垢の杉材での生活は、快適としか言いようがないです。特に夏の気持ち良さは格別。寝っころがって目をつぶっているだけで、森林浴か、と言いたくなるほどじわっときます。

それから、床以外の木材、例えば柱や手すり、棚板などには色をつけたかったので、ホルツマーケットで購入したアウロ社の自然塗料をこれまた2度塗りしました。
どんな色にするかは迷いに迷いましたが、こげ茶に近い色を選びました。この塗料も自然素材で出来ていて、ブレーマーと同じく、柑橘系のいい匂いなんです。ちょうど私たちが作業しているときに来ていた壁紙の業者さんが、「わ、いい匂いですねー ユズですか?」って聞いてたくらい。
これも布に含ませて塗っていくので簡単です。



珪藻土の自然な色とこげ茶の木のコントラストが気に入っています。

つい先日、色が薄くなりはじめた棚などを夫が塗り直していました。自分たちでやったから、後のフォローももちろん自分たちで。それがかえって楽しかったりするのです。